2011年11月30日水曜日

11月みみず総括

11月はみみず君たちにとってよい季節だったようで、すべてのミミズ小屋でみみず君たちは元気に堆肥を作ってくれた。先月与えた餌の中ではサツマイモなどの生で与えた芋類とそのままの状態で放り込んだ柿が食べきれてなかった。しかし堆肥の状態から判断して全体としては食欲旺盛だったと思われる。熟れてない柿は今後切って与えることにしよう。芋類は早く食べさせたいときは冷凍・解凍で与える方がよいようだ。今月与えた餌では、やや固めの芋の茎を食べきれるかどうかが?だ。実験小屋では温州みかんの皮は2週間程で無くなっていた。農薬さえ付いてなければみみず君の餌として問題なさそうだ。来月からは他の種類の柑橘類の皮をチェックする予定だ。有害事象として観察小屋1に季節外れの嫌気性菌が発生し、危うかった。何とか早期発見・早期処置で被害を最小限に食い止めた。嫌気性菌発生の原因は観察小屋の狭い空間に対してみみず君の密度が非常に高かったことと瓶という底に穴があいてない密閉された環境が酸素不足を引き起こしたのではないかと考えている。


以下、今月の我が家のすべてのみみず小屋のまとめ1
1室コン1号(金子):11月20日チェック1700匹。大人増え。卵もかなりある。伝統を引き継ぐメインコンポスト、堆肥はバケツ2杯弱。餌はいろいろ追加中
2)室コン2号(横型):11月21~25日2100位?みみず小屋の中で一番数は多いと思われるが実は数えていない。青年と大人が多い。環境は良好。前回の大量の餌も完全に無い。堆肥はきわめて良好、しかし堆肥の量はさほど多くなくバケツ1杯と1/3。今回与えた餌もいろいろ。柿がやや多すぎて次回の堆肥がウェットになるのではと気になっている
3)室コン3号(縦型):11月23日チェック、1000匹弱, 堆肥は上等。底の隙間が大きいためか受け皿用小バケツに結構ミミズ落ちている。
4)室コン4号11月25日630観察小屋から少し追加して700匹。立派な堆肥バケツ3/4杯、大人ミミズ多く数も増えている。卵かなり多い。赤ちゃんはまだ少ない。餌は柿、梅。サツマイモの葉茎、里芋の葉
5)室コン5号(金子)11月4日チェック(1250匹) 冷凍柿をまず与え、その上に里芋の親芋、大根つくねの皮など追加しこの後は少しづつ食物残渣を追加11.16最後に柿投与。その後中の段に移動
6)畑コン1号:11月1日チェック605(立派な大人中心、バケツ半分立派な堆肥、卵非常に多い、前回与えた柿も完全に食べていた。堆肥の表面に白いトビムシ多数)、餌:柿5個、冷凍梅、キノコ、野菜くず。11.11大量のゴーヤを与える、ゴーヤの葉っぱも入れてみた、ツクネも少量足す。
7)畑コン2号:11月8日チェック700、結構乾いた堆肥、バケツ1/3位前回の砂子からのカボチャ、なすなど全くあと跡もない。今回は柿5個と梅と野菜くず。それに里芋、大根などやや多めに11.10に追加
8)畑コン3号:11月14日一部チェック、15日最終チェック。堆肥はきわめて上等、前回餌の中でサツマイモ食べきれていない。バケツ2/3。餌は里芋茎&親芋、大量キノコなどいろいろ。結構いっぱい与えたつもり。最終的にミミズ約1000匹
11)プラコン1号:11月12日チェック,大人中心となり800上等堆肥バケツ1/2。卵がほとんどないのが不思議。前回与えたサツマイモ食べきれず,今回再投入、里芋の葉や茎、さらに柿などいろいろ混ぜて投与で餌十分と思われる。
12)プラコン2号:11月9日チェック,堆肥バケツ1/2、状態はきわめて良い、大人増える。サツマイモは食べてなかった、少し小さくして再投与、数は全く数えてない800ということにしておく
13)プラコン3号:11月27日(930)子供は大人や青年に成長、卵も少しあり 。餌は柿のみ食べきれていなかった。今回の餌はサツマイモの葉と茎が加わりvolumeあり。堆肥はバケツ3/5
14)プラコン4号11月19日数えて700匹弱観察小屋から50追加730?、ミミズは大中、赤ちゃん。卵は少量。堆肥は立派バケツ1/2杯、白菜などの葉っぱ野菜、キクイモ、柿、ツクネなど餌。
15)プラコン5号(小型)11月15日チェック、数(680)、子供と青年がほとんど、元気だが小さいので餌を食べきれてなかった,水アブかなり減少それでも20匹くらい居た。餌は冷凍柿、里芋の皮、大根など。堆肥はバケツ1/4
16)観察小屋1号:11.21環境悪化(嫌気性菌発生)10匹残った大人元気だったので11.27リニューアル。サトイモ茎の食べっぷりチェック中。
17)観察小屋2号100匹、青年多い、温州みかん実験終了、次のみかん待ち
18)観察小屋3号300匹、赤ちゃんから青年まで。底にウェットな柿が食べきれずに残っている、環境悪化に注意必要
19)観察小屋4号(11/5)卵実験中、赤ちゃん結構見受けられる
20)観察小屋5号(11/5)ヒメミミズ、シマミミズの赤ちゃんと識別能力テスト。ヒメミミズの見間違えたシマミミズの赤ちゃんがぼちぼち見受けられる。ヒメミミズは一旦著明に減少するもその後また数増加?
21)観察小屋6号(11/5):狭い空間でのシマミミズの生まれたて赤ちゃん観察中。少し大きくなっている

2011年11月28日月曜日

新聞紙より里芋の茎の方が美味しいらしい

昨日設定した観察小屋1号、昨日はガラス瓶の外側からほとんど確認出来なかったみみず君たち、今日になって外から見える位置に姿を見せてくれた。みみず君たちが見えている場所はほとんど里芋の茎がいっぱい置いているところ。新聞紙の方には全く集まっていない。どうやら新聞紙よりは里芋の茎の方が好物のようだ。
里芋の茎や葉のある場所にはかなりのみみず君が姿を見せている

新聞紙がいっぱい置いてあるところへのみみず君の集まりは今のところ悪いみたい

2011年11月27日日曜日

観察小屋1号リニューアル

先日嫌気性菌発生で大変だった観察小屋1号、嫌気性菌の臭いが残る中に残しておいた10匹のみみず君元気にしていたのでそのままリニューアルすることにした。今日、堆肥をバケツから堆肥袋に移動した際救出された、100匹程の赤ちゃんから大人までの様々な大きさのみみず君を観察小屋に投入した。餌としてはみみず君があまり食べないのではと心配している里芋の太い茎部分を刻んで入れておいた。先日環境改善のため入れておいた新聞紙なども入っているので食べ比べてもらおう。
観察小屋1のリニューアル。みみず君100匹(内、大人ミミズは約30匹)入れたのだが、ガラス瓶の方にはほとんど寄ってきていない。環境に慣れてきたら黄緑色に見えている里芋の茎、ここはイガくて人間様は食べれないとのことだが、果たしてミミズ様は食べてくれるか?同時に投入されている新聞紙や里芋の葉との食べ方の違いも見てみよう。

2011年11月26日土曜日

晴天の土曜日、農作業

今日は久しぶりに晴天。気温も上がり気持ちよく農作業。まずは、サツマイモ、ジャガイモ(アンデス赤)、つくね芋とミミズの餌用サツマイモの葉と茎を収穫


次にヤーコンとキクイモ、これは下の写真のように土がいっぱいついているから

近くの川岸で少し水につけておくと川の流れで自然に土が落ちて


こんな感じ。通りがかりのおばちゃん、キクイモを見て「いっぱいショウガ採れましたね」

最後にオババん家の畑によって、里芋と大根を頂く。ミミズパワーで特にこの里芋は立派

収穫野菜とミミズの餌を車の後ろに積んで、家に着いたらさっそく室コン4号をチェック。採れたて餌をたっぷり与えました。

この車の中が、先日蜘蛛事件が起きた現場です

2011年11月25日金曜日

益々増えるヒメミミズ

いよいよもって不思議だね〜。姿が見えなくなっていた観察小屋5のヒメミミズが2日前にかなりの数見受けられたことを報告したが、今日はさらに著明に増殖。餌を加えたことにより環境がウェットな方向に変わったためかな〜。ヒメミミズ得意のソーメン状態を作りかけている。
こんなに短期間で増殖するのはヒメミミズの特徴?本当に増えたのか?それとも最初に投入したヒメミミズで瓶の内部に居た者がが皆ガラス瓶の表面の方によってきたのか?その判断は難しい。一方、シマミミズの赤ちゃんとはっきり分かるものは前回と同じく全体で10匹あまりで、少しサイズは大きくなっているようだが数の変化は今後無いだろうと推測される。

2011年11月24日木曜日

観察小屋6号の赤ちゃん少し大きくなった?

こちらは投入して20日の生まれたてのシマミミズの赤ちゃん軍団(観察小屋6号)。写真を見る限り少し大きくなったみたい。
それにしてもぎっしりですね、間違いなく今の時点でその数は減ってないし少し大きくなっている感じ。餌は与えているけれど、実験開始から2ヶ月間無事成長するかどうかは不明。

観察小屋4号の卵、大部分孵化?

10月5日に卵約300個を入れた観察小屋4号、20日目にしてかなりの数の赤ちゃんが見受けられる。一部ヒメミミズと区別難しいものもある。またふ化していない卵も散見される。我が家のシマミミズの卵は2mm程度で、諸家の報告より小さいみたい。我が家のシマミミズの血統なのか、それとも環境因子なのか?
真ん中上方にふ化してない卵が2個見られる。それにしても赤ちゃんの数はかなり多い。生まれたてと思われる白っぽい赤ちゃんも3〜4匹見受けられる。予定通り実験開始から2ヶ月でチェックの予定。その際、果たして根気よく数を数えきれるかな?

観察小屋4号卵はかなり孵化

10月5日に卵約300個を入れた観察小屋4号、20日目にしてかなりの数の赤ちゃんが見受けられる。一部ヒメミミズと区別難しいものもある。またふ化していない卵も散見される。我が家のシマミミズの卵は2mm程度で、諸家の報告より小さいみたい。我が家のシマミミズの血統なのか、それとも環境因子なのか?
真ん中上方にふ化してない卵が2個見られる。それにしても赤ちゃんの数はかなり多い。生まれたてと思われる白っぽい赤ちゃんも3〜4匹見受けられる。予定通り実験開始から2ヶ月でチェックの予定。その際、果たして根気よく数を数えきれるかな?

2011年11月23日水曜日

観察小屋5のヒメミミズまた増殖

不思議だね〜。先日ほとんど姿が見えなくなっていた観察小屋5のヒメミミズがまたかなりの数姿を現した。シマミミズの赤ちゃんも。どこかに隠れていたのかな?そんなに内部環境が変わったとも考えられないけれど。

今日は縦型みみず小屋(室コン3号)のチェック。やはりややウェット環境なれど堆肥は上等。バケツ1/2. ミミズの数は、先日観察小屋1号の大人ミミズ100匹移動させたので全部で1000匹くらい居ると思われる。
これが我が家唯一の縦型プランターによるみみず小屋(室コン3号)
受け皿はぴったりはまる小バケツでこの中にもココナッツ繊維を少し入れている
横の一升瓶は大きさ比べ(愛飲の焼酎、屋久島の三岳)

2011年11月22日火曜日

初霜?萎えたサツマイモの茎や葉もみみず君の餌

寒くなってきた。今朝畑に行ってみると先日まで元気に茂っていた芋類の葉っぱの多くが霜で萎えていた。芋類を食べる分だけ収穫してきた。もちろんみみず君の餌も。
今日の収穫。サツマイモの葉っぱの上に見えているのはサツマイモ、ジャガイモ(アンデス赤)の一部。下の方にはツクネ芋、キクイモ、最後に残ったゴーヤがある。人間様が食べれる分を外してあとはみみず君の餌になる。芋類の葉っぱは良い餌になるので萎えたところから収穫してきた。これくらい収穫してくると餌として一度に与えきれないが、どんな餌も余った場合は冷凍して保存するようにしている。解凍したあとは柔らかくなるのでみみず君もより食べやすいようだ。
これは落ち梅と芋(つくね芋)のクズを解凍しているところ。落ち梅や落ち柿は解凍すると水分がいっぱい出てくるので水を捨てて餌として与える。水分を多く出す果実は発酵しやすいので一度に与えすぎないよう注意している。一方、芋類は新鮮なものを与えると硬くてすぐには食べきれないが、冷凍してみみず君に与えると柔らかくなり食べやすいようだ。もちろん芽が出てくることもない。

今日は室コン2号チェック、みみず君たちは今回も1ヶ月足らずで前回与えた餌を完全に平らげていた。堆肥の状態も上等。みみず君も元気。今回の餌は冷凍柿、冷凍落ち梅。冷凍つくね芋、サツマイモ、それと今日収穫した最後のゴーヤと大量のサツマイモの葉と茎。

2011年11月21日月曜日

ウェットな環境は黄色信号、悪臭は赤信号(観察小屋1号)

ミミズが作ってくれる堆肥が悪臭を放つことがないことは周知の事実である。しかし、悪条件が重なると悪臭を放つ場合がある。そんな時はほとんどのケースでそのミミズ小屋のミミズたちは壊滅状態になる。これまでの経験では果物を入れすぎたときに、季節的には梅雨から夏にかけてそれらは起こった。原因は酸素不足による嫌気性菌の発生によると考えられる。今回初めてみみず小屋のコンディションが良好なこの時期に悪臭が発生した。発生源は観察小屋1号である。11月10日に水没ミミズの元気な姿を報告した観察小屋である。これまでみみず小屋で発生した悪臭は強力でその臭いで気づかされたものだが、今回は観察小屋のため、その悪臭はそれ自体で気づいた訳ではない。水没環境がかわいそうだったので若干ドライな寝床と追加して環境改善を図ったつもりだった。その後環境が再びウェットになっていき、今日観察すると水没ミミズの動きが悪い、ん!と思い鼻を蓋に近づけると今まで何度か経験したあの嫌な臭い!慌てて内容を広い受け皿に広げてみたところ、環境が悪いためか瓶(観察小屋1)の中程で100匹くらい団子状に固まっていたみみず君は生命状態に問題なかったが、瓶の底に居た10匹くらいが手遅れの状態だった。臭くなった堆肥はビニールに包んでゴミ箱へ。生き残った大部分は広く環境の良いミミズ小屋へ移動。まだ悪臭が残っている観察小屋1号は、洗ってきれいにせず新聞紙やヤシ繊維のみ追加してこの環境で生き残れるか観察のため10匹のみみみず君を残した。
今回の悪臭発生=酸欠状態に関して考えられることは
1)瓶という環境はウェットになるとclosed環境のため酸欠になりやすい
2)狭い環境の割にミミズが多すぎて酸欠になった?
3)与えた餌(柿)が発酵することにより酸欠になった?
今回は、嫌気性菌の発生がまだ少なかったから多くのみみず君はまだ生き残れたのだろう。また、嫌気性菌がすこし残っている環境に置かれた10匹のみみず君が生き延びてくれることを期待している。
まだ少し悪臭の残る環境に10匹ほどみみず君が残されている

2011年11月20日日曜日

ヒメミミズほとんど見えなくなる(観察小屋5号、実験経過)

11月5日に設置したヒメミミズ観察用の観察小屋5号にあれだけたくさん瓶にこびりつくように見受けられたヒメミミズがほとんど見当たらなくなった。最初ヒメミミズと判断ミスしたと思われるでシマミミズの赤ちゃんが少し数を増やしている。確認出来るだけでも10匹は居る。
あれだけたくさん居たヒメミミズはどこに行ったのだろう?条件が少しドライになり死滅したのかな?逆に1匹も入れたつもりでなかったシマミミズの赤ちゃんが4匹ほど写真に写っている。瓶全体を見渡すと10匹は確認出来る。当初観察小屋4号の実験期間を2ヶ月としていたが、ヒメミミズが急速に減少したことにより観察期間を1ヶ月に変更する。あと2週間で確認作業となるが、この分だと恐らく30匹くらいのシマミミズの赤ちゃんが居る可能性がある。私にとってヒメミミズと生まれたばかりのシマミミズの赤ちゃんの識別はやはり難しいということになるのかもしれない。

室コン1号(金子ミミズちゃんの家)堆肥チェックは大変

通常のどんぶり型プランターの堆肥チェックは1時間以内に終わるので気にならないが、金子みみず小屋の室コン1号の堆肥チェックは容積が倍ほどあり、これを一度に行うのは若干きついものがある。忙しいときは2〜3日にかけてチェックを行うこともあるが今日はのんびり日曜日なので、みみず君のおおよその数チェックも含めて行い2時間あまりをかけて一気に堆肥チェックを行った。少し肩凝ったみたい。
取れた堆肥はバケツに2杯弱。きわめて良好な堆肥。前回与えた餌は芋類の一部以外はきれいに平らげていた。結構たくさん与えた落ち柿も跡形なくなっていた。みみず君たちもきわめて元気で卵もそれなりにあり。みみず小屋のconditionはきわめて良好と思われる。今日は青年や大人のミミズ君の数も数えてみたが、ほぼ予想通り1700匹ほど居た。今日は追加餌あまり与えてないが、これから2週間ほど日々出る生野菜のくずなどを与えていくことになる。

2011年11月19日土曜日

温州みかんの皮無くなる

観察小屋実験での温州みかんの皮11日目にして完全に見えなくなった。5日前に青カビらしいものが表面に付着していたが、他の微生物見当たらず。カビの力ですべての皮がこの期間に無くなることは考えられないので、やはりみみず君が食べてしまったのだろう。先日報告したように同じ温州みかんでも、農薬付き?みかんの皮で討ち死にし、我が家の無農薬の皮は11日目に食べられてしまった。今回の実験では、農薬がみみず君の大敵であることが分かった。また、我が家のみかんの無くなり方から推察すると、最初の5日、みかんの皮がみずみずしい頃はみみず君にとって美味しくなかったと思われ、青カビが発生し少し干涸びた感じになると急によい餌に変化したと思われる。次のみかん実験は八朔か、伊予柑になりそう、その辺のこともしっかり観察してみよう。ただ、八朔。伊予柑ともにまだしっかり緑色しているので収穫して次の実験に入れるのは12月の終わり頃かな?
みかんの皮さらに小さくなったのかと5日ぶりに覗いてみたらみかんの皮は完全に消失
やはりみみず君が食べてしまった以外には考えられない。

2011年11月17日木曜日

どんぶり型のミミズ小屋の餌投与量

どんぶり型のミミズ小屋はほとんど1ヶ月に1回の堆肥収穫。そのとき上等の堆肥を収穫するためにはのミミズの食欲、ミミズの数などによって、餌の投与量を調節する。だいたいの目安はミミズの食欲が旺盛な時期(丁度今の時期ですが)大人ミミズ500匹でどんぶり型に2/3位の量を与え、1000匹居る小屋ではどんぶり型のみみず小屋ほぼ一杯になるように餌を与える。下の写真は畑コン3号で大人のみみずが1000匹ほど居るが、今回のチェック時にも立派な堆肥がバケツ2/3ほど収穫出来、餌も硬いサツマイモ以外はきれいに食べていたので、今回も写真のようにみみず小屋一杯近くなるようにいろいろな餌とココナッツ繊維を詰め込んでいる。これで約1ヶ月後のチェック時にはまた上等堆肥が収穫出来ることを期待している。もちろん寒くなってミミズの食欲が落ちてきたらそれに合わせて餌の投与量を減らす予定。

2011年11月16日水曜日

経過報告(ヒメミミズとシマミミズの赤ちゃん)

実験スタートから11日目。ヒメミミズとシマミミズの赤ちゃんはよりはっきり識別出来るようになってきた。
ヒメミミズは当然変化ありませんが、中央に見えるシマミミズの赤ちゃんは赤く、かなり太くなりました。ここまで差が出るとと見間違えることは無いのですが。

2011年11月14日月曜日

みかんの皮縮んだ?

柑橘類(1)実験の方だが、現在みかんの皮再投入から6日目。みみず君は元気にしているのだが、みかんの皮を食べている感じはしない。それでもみかんの皮がどんどん小さくなっていく。恐らく入れたときと比べるの半分以下のvolumeになっている。青カビもかなり発生している。このまま小さくなってみかんの皮が見えなくなったらやはりミミズが食べたことになるのかな?

2011年11月13日日曜日

経過報告(実験中観察小屋)

実験中の観察小屋の経過報告です
1)観察小屋4号:シマミミズの卵のみ約300個投入(11/5)
これが投入時の写真

そしてこれが8日目の写真、ちらほら赤ちゃんが見受けられる。順調に生まれているようだ。


2)観察小屋5号:ヒメミミズを約300匹投入(11/5)
これが投入時の写真

そしてこれが8日目の写真、若干ビンの壁にこびりついていたヒメミミズの数減った感じ。よくみるとシマミミズの赤ちゃんも数匹見受けられる。


3)観察小屋6号:シマミミズの赤ちゃん約400匹投入(11/5)
これが投入時の写真

そしてこれが8日目の写真、蓋の下に餌少量入れたので赤ちゃんは瓶の上に集合しているようだ。


4)観察小屋3号:柑橘類(1)温州みかん 再実験(11/8)
再実験を始めて5日目。今回の無農薬みかんではミミズ死亡はおこらなかった。みみず君たちは皆元気にしている。

しかし、みかんの皮を食べている素振りは今のところ見せてない、他の餌は入れずのんびり経過観察していこう。

ちなみに今日はプラコン1号の堆肥取りをした。プラコンの名付けの由来は、どんぶり型プランターを始めたとき、その群につけた名前だ。このタイプが管理が一番楽だったので、今では室コン、畑コンも多くのミミズ小屋がこのタイプになっている。今日も堆肥取り順調だった。
堆肥や食べ残し、みみず君などをまず右の広い箱に移し、みみず君と食べ残しの餌を真ん中のプラコン1号に新しい餌とともに再投入しているところ。今回は、前回与えた餌のうちサツマイモがまだ採りたてで硬かったためかまだ食べきれていなかった(左下)。少し小さく切って再投入。サツマイモは食べやすくなるとみみず君の大好物だ。


2011年11月12日土曜日

無駄の少ない生活

私は戦後の男3人兄弟の末っ子に育ったためか、今でも与えられた食べ物を残すことは滅多に無い。先日中国に旅行したとき、レストランで隣に座ってきた子連れの母親が、子供の食事に多くのものを注文して、かなりの量の食事に手を付けないまま去っていく様を見て、何ともったいないことかと思うとともに、今世界に大躍進している中国人の中にはここまで心の貧しい人たちが居るのかと呆れた。
ミミズを飼い始めてのエコ生活。心はだんだんリッチになっていくような気がする。下の写真はオババん家の畑の野菜。やはり無農薬、みみず堆肥で育てられている。とても美味しい(我が家の野菜は完全に負けている)。それでいつも遠慮なく頂いている。そして人間様が食べるところ以外の葉っぱや親芋などはすべてミミズの餌になる。そしてミミズたちは人間にとって余った無駄なはずの野菜で立派な堆肥を作ってくれる。こんな生活、うれしいじゃないですか。
今日頂いてきたのは、白菜、里芋、大根。

2011年11月11日金曜日

ツクネ芋の髭


これ何だか分かるかな?野菜作りの好きな人なら分かるかもしれない。
答えはツクネ芋の髭。
この時期、我が家ではつくね芋が収穫出来るので今日も食べる分だけ掘ってきた。私は新鮮なツクネ芋はおろして食べるのが一番好きだ。この時期辛〜い鍋などにもよく合う。ところが料理するとき芋の周りにびっしりついている髭は結構邪魔になる。以前は畑で髭を落としてそのまま捨てていたのだが、こんなものもみみず君は食べてくれる。若干固いためか、食べ終わるのに2〜3ヶ月かかるのだが、細かく切ってみみず君の寝床に混ぜておくと、結構寝床の環境改善材にもなるみたい。

2011年11月10日木曜日

水没ミミズ

シマミミズは水の中でも生きていける?答えはイエスである。通常のフルースロー型のミミズコンポストではミミズ液肥は下の方に集められるようになっており、ミミズがウェットな環境の中で生きていけても完全に液肥や水の中で生きていけるかどうかを知らない方も多いようである。我が家の多くのミミズ小屋はどんぶり型のプランター下に受け皿があり、逃亡したミミズは受け皿の中で救出を待つことになる。これまで水分の多い果物を多量に与えたときなどに受け皿に溜まった液肥?の中でみみず君は退屈そうに少しのびきった様子で見つかることがしばしばあった。溺れ死んでいるのかと注意して救ってみると皆生きている。ミミズは通常の液体の中では死なないのだ。ただし、発酵した餌によるプールの中では話が変わる。発酵した悪臭を放つ堆肥の中では悲惨な状況を目にすることがあるが、発酵した液肥の中も同じでせっかく逃げ出したみみず君たちの悲惨な状況を眼にすることになる。ミミズ小屋が悪臭を放ったらすぐミミズたちの救出をはかるべきである。
さて、下の写真は観察小屋1。柿などの餌により堆肥はウェットになりこのところ下の方は完全に水没している。しかし多くのみみず君が水没した場所で元気に暮らしている。ただし、水没しているところにある卵が無事かどうかは不明である。
ミミズが液体の中でも生きていけることは証明されても、ベストの環境ではないはず。
この観察小屋もそろそろ環境改善を図りますか?

2011年11月9日水曜日

安心!柑橘類(1)実験

4時間経ってみみず君たち動けなくなっとものなし、顔色が悪く感じたミミズも姿が見えない。よかった!これであとはのんびり経過観察です。
[実験開始4時間後]みみず君上の方に移動したものが若干多く見受けられるものの皮の中をうごめくミミズもたくさんあり。どうやらこの環境で生き延びることには心配なさそうです。あとは温州みかんの皮を食べてくれるかどうかゆっくり見守っていきます。
ところで今日はプラコン2号チェック、堆肥は黒々と上等、バケツ半分、餌は固いサツマイモのみ残しているものあり、これは再投入。みみず君も元気であったがなぜか卵は少なかった。

再実験、柑橘類(温州みかん、無農薬)

2日前の失敗が、みかんに含まれる成分のためか、農薬成分のためか分からなかったため再実験です。
先日使用したのが頂き物の下段のみかん1個分。今回は上の段の我が家の無農薬みかんを小さいので2個分使用。我が家のみかん、見かけで負けていても味は負けていません

さて味を確かめたあと、皮を下の写真のように切り刻んで
前回と同じように50匹ほどのミミズと寝床でみかんの皮を挟むように観察小屋3に投入。さあどうなるでしょうか?
注意深く観察してみます。
みかん2個分使ったのに前回のみかん1個分の皮より若干ボリュームが少ない?
[一時間後]前回の実験では1時間の経過観察で明らかにダウンしたミミズが居た、今回同じ時間の経過でみかんの皮の中に入り込んだミミズは数匹居るが動きが止まったものは居ない。ただ少し色が黒ずんでいるように見えるのは気のせいだろうか?
[実験開始1時間後]みかんの皮の中に入り込んだみみず。動きは問題ないようだが、顔色が悪い?ん〜やっぱりこれはよくない兆候。
写真では見にくいが少し色の悪くなったところを細かく観察するとミミズの表面にみかんの皮の粉や寝床の粉などが表面に付着している。2日前のダウンしたミミズたちの写真を見てもらいたい。表面に寝床の粉などがいっぱい付着していた。つまり、元気なミミズはどこを動くにもスムースに動けるよう表面に滑りやすくする物質が出ているのであろう。条件が悪くなるとその物質がなくなり、何でも体の表面にくっついてくるのだと思われる。要注意フォローです!

2011年11月8日火曜日

畑コン2号&観察小屋紹介

今日は我が家で一番ポピュラーなタイプのミミズ小屋の一つである畑コン2号の堆肥取りをしました。畑コンと名がついていますが今は屋内で管理しているミミズ小屋です。畑コンの名前の由来は、初期に畑に直接設置したいくつかのタイプのコンポスト(どの小屋も心配していたモグラや雨、日照りの被害は何とか予防出来てある時期までは順調でしたが、一昨年の梅雨から夏にかけてかなりのミミズがトカゲやカエルの餌食となったため、畑に設置し続けることをあきらめたミミズ小屋)を引き継いだことによります。私としてはいつかまた畑設置型の大型コンポストを再開する夢を持っていますがまだ具体的なアイデアが出てきません。もうしばらく頭の中で煮詰めていきたいと思っています。
さて、今回の畑コン2号の堆肥取りは前回の堆肥取り&餌(カボチャ、サツマイモなど)投与からまだ1ヶ月足らずですが、餌の跡形は全くなくなり、食べる物が無くなったみみず君たちの多くは小屋の下に集まって退屈そうにしている感じでした。どんぶり型プランターの約半分に縮んだ内容から堆肥収穫量はバケツに1/3でした。また少しドライすぎる感じで上層部は乾ききっていました。みみずの餌処理能力から考えて、次回の堆肥がもう少し多く取れるよう、またもう少しウェットになるように餌としては冷凍柿と冷凍梅それに野菜くずなどを前回より多めに与えました。今回の作業は処理量が少ないので20分ほどで終了しました。もちろんみみずの数は正確に数えれないのでおおよそで700匹としています。大人みみずが多く、卵もかなりありました。下の写真は新しい餌を入れ、みみず君を戻したところです。また、約1ヶ月後に堆肥取りをします。

ところで最近、いろいろな観察小屋がこのブログに出てくるようになりましたので、今日は観察小屋に全員集合してもらい、紹介ならびに現況報告します。
  これらは左から観察小屋1号、2号、3号、4号です
観察小屋1号:約100匹の大人みみずが入っており、先日カビが生えかけていた柿はほと       んど食べられていました。堆肥の状態はウェットですが、みみず君がそれを       嫌っている素振りはありません。最近卵と赤ちゃんが大量に出現。現時点で       の実験参加なし。
観察小屋2号:大人、青年中心に300匹くらいのみみずが居ます。他の観察小屋への予備       軍です。ここから他の小さな観察小屋に選ばれたみみず君が出動します。
観察小屋3号:昨日の柑橘類(1)の実験で弱ったみみず君たち皆元気になっているようで       す、自宅無農薬温州みかんによる再実験を待っています。
観察小屋4号:先日卵300個ほど入れましたが現時点で早くもかなりの赤ちゃんみみずが       見受けられます。現時点ではっきりシマミミズの赤ちゃんと判別出来る個体       と、ヒメミミズとの区別がつかない個体もあります。


    続いて左から観察小屋5号、6号、7号、予備控え室です。
観察小屋5号:ヒメミミズ300匹で経過観察実験中。とても元気にガラスにぴったりくっ       ついています。
観察小屋6号:シマミミズの赤ちゃん400匹で経過観察実験中。この観察小屋も狭い空間       なのに多くの赤ちゃんがとても元気です。野菜くずを少量与えました。
観察小屋7号:最も巨大な観察小屋です。今行っている実験はなく、300匹くらいでしょ       うか?ほとんど青年&大人みみずです。
予備控え室:この小さなプランターは予備みみず君が入っています。ミミズ小屋が大きな災       難にあったときなどに大量出動して空っぽになります。今は500匹くら        いいるのかな?実は数を全く把握していません。実験終了したみみず君など       もここに入れられます


2011年11月7日月曜日

みみず君討ち死の原因は?

お〜、重大な事実を忘れていた、今回、みみず君の餌、柑橘類(1)に用いた温州みかんは我が家の貧弱な無農薬みかんでなく、頂き物のきれいなみかんだった!絶対皮に農薬が付いている!近日中に我が家の温州みかんで再実験しよう。もし、我が家の温州みかんの皮をみみず君が餌として問題なく食べるなら、ん〜農薬は怖いということです。そういえば以前、ミミズ堆肥に化成肥料を少し混ぜたら小さな赤ちゃんみみずがぴょんこぴょんこして苦しがっていたのを思い出した。どう考えてみても今回のみみず君の討ち死は農薬の可能性は十分ある。早く再実験したいな〜

柑橘類(1)実験中止!

わずか1時間の経過で果敢にみかんの皮に戦いを挑んだ5匹の青年みみずたち、戦いに破れ討ち死です。実験(1)は中止とします。先人の教えは正しいな〜
なお、今回の温州みかんの皮での実験は失敗しましたが、先ほどMatsumuraさんから柑橘類大量投与で問題なしとのコメントを頂き、後日他の柑橘類での実験は実施していく予定です。
討ち死したみみず、これらはすべて温州みかんの皮の中に身を投じた勇敢な戦士です。全く動いていませんがまだ蘇生する可能性ありそうなので十分水で洗ってよい環境の中に戻しておきました

厳しい環境の中、逃げることで身を守ったみみずたち、彼らは環境を改善した観察小屋3の中でしばらく経過観察です。おそらくもう大丈夫でしょう。

観察小屋3ミミズピンチ

早速ですが、本日温州みかんの餌を与えた観察小屋3のミミズピンチです!明らかにみみず君は上と下の寝床に逃げるように固まって、餌の中に顔を出しているミミズは顔色いやみみず色が悪い。大丈夫かな?一応、始めたばかりなのでもうしばらく実験は続けることにします。
右上と左下には温州みかんを避けるよなみみずたち、特に右上のみみず君は段ボールの蓋からさらに上に行こうとしているみたい。一方、右下にはみかんの皮に乗っかるようにして明らかに色が悪くなったみみずが一匹見受けられます。このみみずは動いていません。これはピンチだな〜

ミミズの食べ物チェック 柑橘類(1)温州みかん

柑橘系に含まれるd-リモネンという物質は殺虫剤にも使われる成分でミミズには有害とのこと。これまでいろいろな人がミミズの餌としては使わないように、また入れるなら少量のみと教えている。しかし、dーリモネンがどの種のみかんにどれくらい入っているかという記載はどこにも見当たらない。我が家で収穫出来る柑橘類がすべて食用にならないのか実験してみようと思う。
我が家ではこの時期、温州みかん、甘夏、八朔、ザボン、レモンなどが収穫出来る。これまで先人たちの教え通り、これらは餌として用いていなかったがほんとはどうなのか?気になるので実験してみることにした。1)温州みかん、2)甘夏、3)八朔、4)ザボン、の順にテストしてみようと思うが、どう想像してみてもミミズ君たちが食べそうにないレモンは1)〜4)までが餌として使えるという結論が出たらテストすることとする。この実験に参加してくれるのは観察小屋3の50匹程の青年ミミズたちである。柑橘類第一弾は温州みかんである。実験期間は通常この程度もみみず君が同程度の量の通常の餌を食べきってしまう1ヶ月とする。


ということでこれが今回使用した温州みかん1個分の皮、ある程度食べやすいように刻んでいる。


これが観察小屋にみみず君と餌を設置したところ、餌をサンドイッチのように寝床で挟んでいる
餌の中にミミズが顔を出すようになったら、おそらくミミズは1ヶ月で餌を食べきるだろうし、2〜3日経っても餌の方に現れなかったらやはり嫌いな食べ物ということになり、死亡ミミズが観察されるようだと有害な食べ物ということになる。
ちなみに私はみみず君がきれいに食べてしまう方にかけています。