2011年11月21日月曜日

ウェットな環境は黄色信号、悪臭は赤信号(観察小屋1号)

ミミズが作ってくれる堆肥が悪臭を放つことがないことは周知の事実である。しかし、悪条件が重なると悪臭を放つ場合がある。そんな時はほとんどのケースでそのミミズ小屋のミミズたちは壊滅状態になる。これまでの経験では果物を入れすぎたときに、季節的には梅雨から夏にかけてそれらは起こった。原因は酸素不足による嫌気性菌の発生によると考えられる。今回初めてみみず小屋のコンディションが良好なこの時期に悪臭が発生した。発生源は観察小屋1号である。11月10日に水没ミミズの元気な姿を報告した観察小屋である。これまでみみず小屋で発生した悪臭は強力でその臭いで気づかされたものだが、今回は観察小屋のため、その悪臭はそれ自体で気づいた訳ではない。水没環境がかわいそうだったので若干ドライな寝床と追加して環境改善を図ったつもりだった。その後環境が再びウェットになっていき、今日観察すると水没ミミズの動きが悪い、ん!と思い鼻を蓋に近づけると今まで何度か経験したあの嫌な臭い!慌てて内容を広い受け皿に広げてみたところ、環境が悪いためか瓶(観察小屋1)の中程で100匹くらい団子状に固まっていたみみず君は生命状態に問題なかったが、瓶の底に居た10匹くらいが手遅れの状態だった。臭くなった堆肥はビニールに包んでゴミ箱へ。生き残った大部分は広く環境の良いミミズ小屋へ移動。まだ悪臭が残っている観察小屋1号は、洗ってきれいにせず新聞紙やヤシ繊維のみ追加してこの環境で生き残れるか観察のため10匹のみみみず君を残した。
今回の悪臭発生=酸欠状態に関して考えられることは
1)瓶という環境はウェットになるとclosed環境のため酸欠になりやすい
2)狭い環境の割にミミズが多すぎて酸欠になった?
3)与えた餌(柿)が発酵することにより酸欠になった?
今回は、嫌気性菌の発生がまだ少なかったから多くのみみず君はまだ生き残れたのだろう。また、嫌気性菌がすこし残っている環境に置かれた10匹のみみず君が生き延びてくれることを期待している。
まだ少し悪臭の残る環境に10匹ほどみみず君が残されている

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