2012年1月22日日曜日

ミミズ逃亡劇と我が家の逃亡対策

シマミミズで堆肥を作っている方は多かれ少なかれミミズの逃亡劇は経験していると思う。
数匹の逃亡はしばしば見られるし問題になることはないので、皆さんも気にしてないと思う。ところが逃亡者が大量に出現するとさすがに慌てるのではないだろうか?

今回、我が家(室コン5号)で経験した逃亡劇のおさらいと、ちょうど良い機会なのでみみず君の逃亡対策について考えてみよう。

先日、室コン5号で久しぶりに大量の逃亡劇を経験したが、予想より速やかに収束した。
まずこの経過から報告。
1月14日  堆肥チェック 特に変わったことはなかった 堆肥も上等 餌もいつも通りに入れたつもり
1月16日 200匹程の逃亡者(小屋に戻す)
1月17日 100匹(小屋に戻す)
1月18日  50匹(他の小屋に戻す)  ミミズ小屋:僅かに悪臭
1月20日   0匹           ミミズ小屋:悪臭かなり減少
1月21日   0匹           ミミズ小屋:悪臭かなり減少

今回の逃亡劇の原因は最初は分からなかった。途中でミミズ小屋が少し臭かったことで、やはり僅かな発酵などによる環境悪化がおこったと思われる。考えられることは冷凍餌にまぶすココナッツ繊維が足りなかったのか、冷凍餌を細かくしてなかったからだろう。今後気をつけよう。

ところで、みみず君の逃亡対策は皆さんそれなりに工夫しているようだ。私が調べたところでは銅箔のテープ(上の方への逃亡予防)、底板をタイツで覆う、網戸用隙間テープ、そして我が家と同じく洗濯用ネットなどの方法がとられている。一番共感を覚えたのは、安上がりな発泡スチロール型コンポストを用いて上に石、底に作った適度な穴に茶こしを使っている方が居た。確か北海道の方だったと思うが、逃亡や虫予防の微妙な工夫がニクイ!

ここで我が家のみみず君逃亡対策を述べてみよう。
考え方は下の2点である。
1、原因がミミズ小屋の環境悪化であれば、完全に逃げられないような方法は良くない
2、逃げたミミズは死んでもらっては困る

ということでどんなことをやっているかだが
上記1、に対しては、ミミズ小屋の下にネットを敷いているが、どうしても逃げたい輩は隙間から逃げれるようになっている。この点はミミズ小屋管理に結構大切なポイントだと思っている。
もちろん、全くネットを置かなければ、今回の逃亡劇のようなときには逃亡者はその数倍に及ぶことになり収拾が大変だ。また、逃亡する必要のない好奇心のある輩が勝手に降りてくる可能性もある。
一方、もし完全に逃げられないように閉鎖してしまうと、もっと環境が悪化したときなどミミズ小屋の中で大量の死亡みみずが発生することになるだろう。
経験した方は知っていると思うが、この事態の悲惨さは思い出したくもない光景だ。

次に、上記2、に対しての対策だが、
逃げ出したみみず君がコンクリートの上で死んでいた、などといった話を聞くことがある。これは出来れば避けたい事態だ。
我が家で最も多いどんぶり型のミミズ小屋や縦型プランターでは受け皿とプランターがぴったりサイズで逃亡してきたミミズが外に逃げ出す隙間が出来ないようになっている。だから最悪の場合でも、堆肥チェック期間の1ヶ月間を受け皿で暮らせばよいことになる。もちろん、受け皿の中に発酵液が溜まってこない限り命を落とすことはない。
金子ミミズちゃんの家の場合は、先日脱走時に写真をお見せしたように、ミミズ小屋とミミズ小屋の間にネットを置いてあるのでそこにみみず君が滞在することになる。小屋と小屋の密着はしっかりしているので隙間からみみず君が逃げ出すことはない。
横型(室コン2号)の場合は底板をネットで巻いているが、周辺に隙間があり、脱走兵はその下の狭い空間でチェック時まで救いの手を待つことになる。この空間のチェックは堆肥取りのときしかおこなわないので、このみみず小屋に関しては大量に逃亡者の死亡予防には時に臭いをチェックしておくしかない。

ということで我が家のミミズ小屋では、脱走の程度は少なくなるように、また脱走したみみず君は死なないように工夫しているつもりだ。

といってもやはり大量の脱走兵を認めるときは、間違いなくミミズ小屋の環境悪化が原因なので、脱走ミミズ君をすべてミミズ小屋から避難させる必要が出てくる。今回も環境悪化でのミミズ逃亡劇と分かった時点で脱走兵を避難させた。ありがたいことに今回の環境悪化は程度が軽くその翌日から脱走兵はいなくなった。

気を付けていても、これからも脱走劇は起こりえると思われる。特に夏の時期の餌の発酵による脱走劇には注意していこう。被害を最小限にするためにはミミズ小屋の臭いに敏感であることが重要だ。

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