2012年2月21日火曜日

卵孵化実験 サイズ別 最終報告

1月24日設定して1ヶ月近く経ったので最終報告だ。

卵の大きさで孵化率の差が出るか?また、孵化した後の早期生存率に差が出るかを見てみようという実験。

前回、設置後2週間過ぎにベッドの乾燥が起こり、実験の結果が信憑性に欠けることを報告した。その後スプレーで水はかけてやった(2/8)。

翌日見てみたら、赤ちゃんが居た。先日写真に収めた小さな卵の方だ。



よく見ると赤ちゃんは2匹見える。
赤ちゃんはまだ白い。
ん〜これが本当にシマミミズの赤ちゃんかな〜?
確かにこの太さのヒメミミズは通常もう少し長いかな〜?
だけど先日、赤っぽい卵から出てきた赤ちゃんは最初から赤かった。
私にはまだ白い赤ちゃんシマミミズとヒメミミズの識別難しい!

その後、2週間ほどまた水やりを忘れていた。
小さな瓶の場合、室内で2週間放置するとすぐ乾燥してしまうみたいだ。
下の写真で分かりにくいが卵が少ししわがれている。生まれた後のスケルトン卵なのかな?



この状態で赤ちゃんミミズが生きているとは考えにくいが
一応ここで、御開帳。
左上が大きい方の卵がはいっていたベッド、右上が小さい方の卵が入っていたベッド。
段ボールは隔壁として使ったもの。

まず、ベッドの状態はどちらもほとんど乾いていた。
このベッドの中でのミミズの赤ちゃんの生存は不可能と思われた。
一応探してみた。やはり赤ちゃんは見つからない。

次に卵を探してみた。投入した時はどちらも10個づつ入れている。
大きい方の卵は7個回収出来た。小さい方は5個しか回収出来なかった。
恐らくもっと真剣に探せば全部見つかるのかもしれない。
予想と違ったのは、見つかった卵は両方ともほとんどスケルトン状態だったことだ。
ということはほとんどの卵が孵化したということか?

生まれた赤ちゃんは乾燥したベッドの中で全部死んでしまっていると思ったが、隔壁として使っていた段ボールが下の方がまだ少し湿気を帯びていた。
もしや?
と思って段ボールの表面を少しはがしてみた。
おー!いるいる。ちっちゃな、ちっちゃな赤ちゃん。
探して見つけたのは全部で7匹。
でも、隔壁の中に逃げ込んだのではどちらの区画で生まれた赤ちゃんかは全く分からない!
上の写真に3匹写っている。
真ん中の1匹は少しピンク色でシマミミズの赤ちゃんらしく見える。
ところが左の赤ちゃんなんか真っ白でヒメミミズと識別実験したらまた間違いそうだ。
大きさ的にもヒメミミズより小さいくらいだ。
強いてヒメミミズとの違いを見いだすなら、長さの割には少し太さがある?

しかし、これまで見てきたシマミミズの赤ちゃんはもう少し大きかった気がする。
今回の赤ちゃんは環境が悪くてやせ衰えたのか?

とにかく、今回の実験で分かったことを羅列してみよう。
瓶が小さいことで生じた乾燥は、みみず君の卵や赤ちゃんにとって大きな外敵だった。
正確にはわからないがほとんどの卵が孵化していた。
そのうち生存を確認出来たのは7/20=35%だった。
7匹はすべてシマミミズの赤ちゃんのはずだが、ヒメミミズとの識別はかなり難しいことが再確認された。
卵のスケルトン状態から判断すると7匹以外にも生まれたはずのみみず君がかなり居たはずだ。見つからなかったのはやはり生後乾燥条件のため命を落としたのではないかと思われた。

今回の実験では卵の大きさで孵化率の差が出るか?また、孵化した後の早期生存率に差が出るかを見てみようとした。
それが、それぞれの区画に赤ちゃんが残らず、隔壁の段ボールの中に赤ちゃんが居たので、どちらの区画で生まれた赤ちゃんなのか全く分からなかった。
そういう意味では今回の実験は完全に失敗だった。

ということで、今回の実験の反省点は下の2点!
卵を比較実験するときは一つの瓶に隔壁を作るのではなくて、別々の瓶でおこなうこと。
卵の実験は乾燥が起こりにくい条件でおこなうこと

後日、このような点に配慮してまた卵実験やってみよう。

0 件のコメント:

コメントを投稿