2012年10月9日火曜日

繁殖実験4ヶ月目、え!増えている!!

現在繁殖実験をおこなっている観察小屋は6月13日に設定した8匹で様子も見ていたものだけだ。9月初めにチェックした。新たに2匹の子供がいたがこれは実験設定時に卵が混入していた可能性が高かった。その時点で赤ちゃんや卵、それに妊娠中のみみずがいなかったことから、その観察小屋では繁殖行為は行われていないように思われたのだ。
次は11月にチェックしようと思っていたが、外から見てみて餌が減っている感じがしたので実験設定からもうすぐ4ヶ月ということで餌やりついでにチェックしてみた。
設定した9月初めに比べボリューム減っていた。餌はほとんど食べられている感じ。
内容チェックしてビックリ。
ミミズは17匹になり、うち2匹は赤ちゃんミミズ。そして間違いなく卵も散見された。

左上には卵も見える。左端が赤ちゃんミミズ。もう子供ミミズになりかけている。右下は分かりにくいが団子になったミミズ。大人と青年ミミズが混じっていた。明らかに妊娠ミミズと分かるものは居なかった。
ということは、前回の赤ちゃん2匹もどこからか紛れ込んだ卵が孵化したのではなく間違いなく繁殖で増えていたのだ!
今回が17匹ということで、4ヶ月で投入したとき8匹の倍以上になった計算だ。

今回までは同じ観察小屋にたっぷり餌を入れて1ヶ月後またチェックをしよう。次回はさらにみみず君が増えていることが予想されるので繁殖活動がより容易に出来るように少し大きな観察小屋に移動してもらおうと思っている。

そろそろ秋の繁殖シーズンが始まったみたいで、確かに最近ミミズ小屋チェックの際には、妊娠していると思われる環帯が太くなったミミズを見かけるようになっていた。
この観察小屋のみみず君に妊娠ミミズと確信出来るものは見られなかったものの、卵も発見され、赤ちゃんも居た!
ということは、間違いなくこの観察小屋でも繁殖シーズンが始まったのだ。
8匹でスタートし2ヶ月半で10匹、4ヶ月弱で17匹。
この計算でいくと1年後にはいったい何匹になるのだろう?

この実験は8匹のミミズが繁殖活動により1年間で何倍になるかを見る実験。
もちろん餌は十二分に与える必要がある。今後1ヶ月ごとに十分な餌やりをしよう。
また、空間が小さければみみず君の繁殖行動に悪い影響があるかもしれない。正確な繁殖活動を見るために次回は少し大きな観察小屋に移して繁殖実験を続けてみよう。


ところで、先週末から連休を利用して信州に山歩きに行ってきた。
初日は乗鞍岳に登ったが、丁度山から降りる頃とても寒かった。
翌朝、登った山を見上げてみると前日雪のカケラもなかった山が初冠雪。
空の青、頂上付近の白、中腹の赤と黄色、麓の緑と織り混ざった見事な色模様。こんな景色は九州では見たことがない。
翌日は木曽駒ヶ岳に登ろうと思ったら紅葉のきれいなこの時期、登山客が殺到し、ロープウェイ待ちが3時間とのこと。急遽、予定を変更し、甲斐駒ケ岳の麓に車を止め、誰もいない河原を北沢峠、という駒ヶ岳の登山基地のようになっているところへ向かって、時間が許すところまで登ってみようということで歩きだした。
あとで聞いた話だが北沢峠には専用バスが別ルートで走っており、この河原からの登山道は昔使われていたが、途中山崩れもあり今では登る人はほとんど居ないとのことだった。

途中九州では見ることのない、歩いて間もないと思われる熊の足跡がたくさんあるのでビックリさせられた。

河原に迫った山の方にちょっと足を踏み入れてみると、茸やドングリがいっぱい。
そこで腹ごしらえをした熊たちが河原に水を飲みにくるのだろう。
こちらは岩にぶら下がった巨大な蜂の巣。

2時間程歩いただろうか、やっと河原を抜け登山道に入ったが、何となく熊の臭いを身近に感じ、不安になってきたのでこの日の山歩きはここまで。
帰り道も硬くてしっかりした木をいざという時の格闘用に握りしめ帰りの途についた。

北沢峠からバスで降りてきた登山者からあとで聞いた話だが、バスの中から遥か下の河原を私と嫁さんと思われる二人で歩いている姿が見えたそうで、「あんなところを人が歩いている」と皆で不思議そうに話していたのだそうだ。

最終日は美ヶ原と霧ヶ峰の八島ヶ原湿原を歩いて帰ってきた。
下の写真は八島ヶ原湿原のビューポイント。


丁度、帰りしな松本市美術館で草間彌生展を見ることが出来た。
凄い人だ。
とにもかくにも無事福岡に帰って来た。
今日からまたしばらくは、畑の野菜やみみず君が相手をしてくれる毎日だ。




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