2013年3月18日月曜日

ミミズ小屋の中に1ヶ月、ザボンと八朔伊予柑の皮にはミミズ君口を付けず。

シマミミズは食べ残しなど何でも食べてくれるように思われるが、ミミズ君に与えてはいけない餌がある。
肉や油だ。また、塩分の濃い食べ物、香辛料、柑橘類も与えない方がよいとされている。
みかんの皮にはd-リモネンという刺激物があり、これがミミズ君にはよくないとのことだ。

確かに、昨年私が狭い観察小屋の中で実験した限りでは、ほとんどのみかんの皮はミミズ君には有害だった。
実験結果を踏まえて、私はこれまでミミズ小屋に餌として柑橘類は与えたことがなかった。

しかし、ミミズを飼っている方の多くは、ある程度の量の柑橘類は餌として与えているようだ。
それで問題が生じていないということは、小屋の大きさに対して柑橘類の餌の占める割合が極端に大きくならなければ問題ないということなのだろう。


そこで、多くの方がやっているようにミミズ小屋の一部にミカン(ザボンと八朔、伊予柑の皮)を与えて、どうなるかを見てみることにした。
ミカンを置いたのは2月の下旬だ。

まず、木から落ちて腐りかけになったザボン。
これは箱形3段重ねに置いた。

数日経って観察すると、ザボンのまわりにはみみず君がいた。
好かれてはないのかもしれないが環境を悪化させるような毒性はなさそうだ。


一方、刺激の強そうな八朔や伊予柑の皮は1ヶ月近くビニール袋の中で放置したあと投与することにした。
1ヶ月の間に少しカビが付いてきた。1ヶ月置くことで少しdーリモネンが減るのでは?と思ったのだ。

この状態でミミズ小屋に入れた、
こちらは下の写真のように金子3段重ねに置いてみた。

こちらも時に状態を見ていたが、カビはどんどん増えたがみみず君が食べている様子はなかった。


さて、もうすぐ1ヶ月だ。チェックの時が来た。
まずは金子ミミズ小屋の八朔と伊予柑の皮。
これは金子ミミズ小屋の上段。右下端に青カビだらけになったミカンの皮が見える。

近づいて見ても全くみみず君が寄ってきたサインすらない。
ただ、ミカンのすぐ側の野菜にはみみず君がいる。
カビは進行していたがみみず君が食べた様子は全くなかった。

一方こちらは箱形3段重ねに入っているザボン。途中みみず君が食べ易いように埋めていた。途中経過からこちらの方は少し期待していた。
ザボンは右下端に埋めている。

ザボンを取り出してみた。全く食べていない。
こちらも取り出したザボンのすぐ下にはいっぱいミミズ君の姿がある。
やはり、期待したザボンも1ヶ月弱ではみみず君が食べることはなかった。

ということで、小さな観察小屋ではみみず君が数時間でダウンしてしまう例もあったミカンの皮も、広いミミズ小屋の中ではミミズ君に危害を与えることはなかった。
しかし、1ヶ月弱の観察でミミズ君はこれらミカンの餌に全く口を付けなかった。
やはり、まだ食べたくない何かがあったのだろう。

これらの小屋はこの後2ヶ月くらいして堆肥収穫の時が来る。
環境悪化はないのでこのまま放置して、その時またチェックしてみることにしよう。

今日はちょっと醜い写真が続いたので畑の花をひとつ紹介
これはダイコンの花だ。
収穫を忘れられたダイコンが淡い紫色の花を付けていた。
春らしくなり花の近くにはモンシロチョウが飛んでいた。
昨日、畝の整理をした。
さっそく、このダイコンの花と硬くなったダイコンは共にミミズ君の餌になった。
ミミズ君の餌になる直前のダイコンの花


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