2013年6月1日土曜日

小梅ちぎり&梅干し作り。ミミズ君の餌:大量の小梅、箱形3段重ねで。

2週間程前,小梅を見に行った。
そのとき今年の梅は豊作であることは分かっていた。

まあ,それでも昨年までは小梅の収穫&梅干し作りは大梅での梅干し作りの前夜祭といった感じで、収穫も梅漬けも何ということなく終わっていた。
それで、仕事が終わった木曜の夕方に軽い気持ちで小梅ちぎりにいったのだが、今年はいつもと違っていた。

小梅の木は1本だけなのだが、まずその木の下を見て驚いた。

辺り一面、落ち梅だらけだ。
去年は1本の木に10本の大きな枝があるとしたら、成っているのは2本だけだった。
今年はすべての枝にたわわに実を付けている。
落ちた梅の量、成っている梅の状態からして、4〜5日前が収穫のベストだったかもしれない。
成っている梅も、下の写真のようにすでに色付いた梅が多かった。
こんな梅はちょっと木を揺らしただけでポタポタと落ちていった。
それでも、収穫適期の梅もまだたくさんあった。


バケツと収穫かごに1個づつ梅干し用の小梅をちぎって家に持って帰った。
まだいっぱい木になっていたが、辺りが暗くなり残りの収穫はあきらめた。
また、ミミズ君のお土産にバケツ1杯分だけ比較的きれいな落ち梅を持ち帰った。
左の2つの容器が梅干し用。右端のバケツはミミズ君の餌用。
家に付いたのは夜の9時近くになっていた。
それでも。梅をちぎってから漬け込むまではその日に終えるようにしている。
以前、今回のように少し遅めの収穫をした時、忙しくてバケツの中に梅を数日置きっぱなしにしたことがあった。
すると、重ねた梅の重みで下の方の梅が傷んで、発酵してしまったことがあったのだ。

漬け込むまでの作業は、まず水洗い、灰汁抜き、そして選別。
柔らかすぎる梅や傷の入った梅を外した残りが下の写真。
かなり外したが、それでもこの小梅、7.5kgあった。


小梅はこれまでで最高の量だ。
ちょっと傷みかけたものが多かったのは、収穫時期の若干の遅れのためだろう。

さっそく,小梅による梅干し作りの下ごしらえだ。

梅干し作りの行程は、次に,塩と焼酎で手もみだ。
そして、いよいよ梅漬けに入る。

ところで、我が家の小梅の漬け方は塩8%というかなりの減塩だ(ちなみに大梅は塩10%の減塩で梅干し作りをしている)。
8%まで塩を減らす代わりに、砂糖と焼酎を入れて、カビの予防をしている。

小梅には、なかなかマッチした味なので、今年もこのレシピだ。


小梅が7.5kgだったので,例年通りの割合で、塩600g、砂糖750g、そして焼酎を750mlを加えた。
塩は山形県で手に入れたお気に入りの塩を使っている。
下の写真が木曜日夜遅くに設定が終わったところ。



ちょっと忙しい小梅の梅干し作りのスタートとなった。

そして2日が経った今日、もうこんなに梅酢が出ていい香りが立ちこめている。
押し蓋を外して梅酢の確認だ。
梅酢は透明で全く問題なさそうだ。

順調だ。
今年も美味しい小梅が食べれることを期待して、このまま梅を干す時を待とう。



ところで、ミミズ君の餌としても、今年は大量の小梅が手に入りそうだ。
落ち梅だけでなく、木になった状態で柔らかくなった梅も大梅は焼酎漬けにするが、小梅の場合はミミズ君の餌になる。
ただ大量に与えた時や、冷凍後に与えた時は、発酵による環境悪化に要注意だ。

だから、小梅を餌として与える時はココ繊維を十分まぶして、ミミズ小屋の片隅にまとめて入れるようにしている。

しかし、今年のように大量に小梅が手に入った時はどうしても一度に与える小梅の量が増えてしまう。

生の小梅で、どれくらいの量までなら発酵させずに餌として与えられるのだろうか?

そこで、ミミズ君にある程度大量の小梅を与えて、環境悪化させずに見ていけるかどうかのチェックをしてみよう。
実験する小屋は、万が一発酵しても、ミミズ君の逃げ道がたくさんある箱形の3段重ねとする。
3ヶ月後のチェックでどれくらい食べたかも見るのだが、
一番見たいのは
バケツ半分ほどの小梅を一度に入れて、環境悪化が起こるかどうか?
逃げ場所を作っていれば、万が一環境悪化してもミミズ君は生きのびるか?
などの短期間の経過だ。
この箱の左3/4にはかなりの量(バケツ半分近く)の小梅を入れている。
梅が直接重なると発酵し易いだろう。直接梅が重ならないようにココ繊維を間にまぶした。
もし、この量の小梅を冷凍後に与えたら100%発酵する。生で与えた場合は大丈夫だろうか?
この箱の右1/4にはほとんど小梅は入っていない。いざという時の避難場所?のつもりだ。
この量の熟れた小梅が発酵せずによい餌になるなら万々歳だ。
今年の大量の落ち梅、何とか完全に腐れる前に少しでも多くミミズ君の餌として活用したいと思っている。

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