2014年5月30日金曜日

小さな卵胞と普通の卵胞での孵化状態、小さな卵胞からの赤ちゃんは約半分。暑くなった、ミミズ小屋の環境には要注意だ。

堆肥で見かける卵胞には通常サイズのものと小さなサイズのものがある。

親がまだ若く小さい時には小さな卵胞となるらしい。
そこで、2ヶ月程前、金子3段の堆肥から得た100個の小さな卵胞と、他のミミズ小屋から得た通常の大きさの卵胞100個で孵化率の比較をおこなうことにした。

下の写真で、金子3段の堆肥からの卵胞が左側、サイズが平均1.5mmくらいだ。
右の通常のサイズ(平均2mm)のものより若干小さい。


さて、卵胞のサイズが小さいと孵化率は落ちるのだろうか?

この実験はある程度ミミズが数え易くなる設定から3ヶ月後にチェックの予定だったが、外から眺めてみるともう餌が余りないようだった。
それに最近は有り余る梅の餌がある。

そこで2ヶ月にまだ満たないのだが、赤ちゃんみみず君の数をチェックしてみた。


結果は予想通り
通常サイズの卵胞を入れた観察小屋からは104匹の赤ちゃん。
中には子供ミミズのサイズになっているものもあった。


小さな卵胞を入れた小屋からは51匹の赤ちゃん
こちらも子供ミミズのサイズになっているものもあった。

小さな卵胞から出てきた赤ちゃんが通常のものの約1/2という結果
当然という気もする。
小さな卵胞では、一つの卵胞から複数の赤ちゃんが生まれたものはないのではないだろうか?
孵化しない卵胞もたくさんあったに違いない。



ところで下の写真は、今日ちょっと覗いた金子3段の下段の様子。
これは下段の堆肥の上。堆肥の上にこれだけのミミズが集まる時はちょっと注意だ。
集まったみみず君を見ると、この段に赤ちゃんが多数生まれていることが分かる。

この段の上縁にまでいっぱいミミズ君が移動してきている。
この下段の堆肥を見てみたが、そこにもみみず君はいっぱい。
特に悪臭や、堆肥の温度上昇もないので今回はこのまま経過を見ることにした。

最近生まれた赤ちゃんミミズから大人ミミズまで様々なサイズのミミズ君が塊になって上の方に集まっていた。
これは暑い時や、小屋の中のミミズ君が増えすぎた時などに起こる環境悪化の注意サインだ。
確かに最近暑くなってきた。とてもまだ5月とは思えない。
去年は暑さのためかなり悲惨な状況となったミミズ小屋。
今年は、危険と判断した時は小屋全体に冷水シャワーを掛けるつもりだ。
今日の状態はまだ危険と判断するには及ばないが、今後はかなり注意してミミズ小屋のチェックが必要になるだろう。

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