2015年1月22日木曜日

土壌のPH、場所によってこんなに違うのだ。腰水法をおこなった土は極端に酸性度が強かった。

今日は雨風ひどく、一日荒れた天気が続いた。風が強いためか気温以上に寒い。
こんな日は畑仕事はお休みだ。

このところ春野菜を植え付ける前の準備として、色々な場所で土のPHチェックをしたのでその報告でもしよう。
土に突き刺すタイプのPH測定器で土壌のPHを計って見ているのだが、場所によってかなり違った値が出るのにはちょっと驚きだった。

まずは、下の写真。PH7.0を示している。これは全く正常なPHと考えていいだろう。
 どこで計ったかと言うと、第2菜園の今年耕し始めたばかりの畝。
このように一度も肥料など施したことがない土地では正常のPHを示すことが多いのだろうか?
ここは第2菜園。右下の土のところにPH測定器を挿している。
畑のあちこちで計ってみたが、ここではほとんどの場所でPH6.9〜7.0だった。

ところが、。。。
ちょっと驚く結果が出た。

下の写真は、屋上で数年間同じ土嚢袋で土の入れ替えをせず、多くは腰水法(昨年プランターの中にためた水が土嚢袋に自然に浸み込むことを利用して土嚢袋への水やりをしないで済むようにした方法)などをおこない、油かすなどの肥料を与えていた土。
土の入れ替え戦をしようと、それらの土嚢袋の土を一堂に集め山積みにしていた。

その中の一部で何とPH4.6という恐ろしい結果が出た。
水に浸かって酸欠気味になったことが原因だろうか?
こんな土では野菜を育てるなんて不可能だろう。
この場所がどの土嚢袋の土なのか定かではない。
ここまでの酸性度になったのは腰水法のため水に浸かりっ放しの土だったのだろうか?
同じように屋上の土嚢袋から取り出して積み上げた土でも、場所を変えて計ってみるとPH6.2のところもあれば
PH6.4の場所もあった。
どちらにせよ、これら屋上土嚢袋から取り出した土は酸性度が強いようだ。
一旦、十分かき混ぜたあと、下の写真の様に少しづつ苦土石灰を入れて適度なPHになるまでまで調節した。
土嚢袋の土にかなりの量の苦土石灰を入れ、さらに土をかき混ぜPHの調節をしてみた。
PHは6.9までになった。
ここまでするのにはかなりの量の苦土石灰を入れた。
もしかしたらPH調節、ここまで厳しく調節する必要はなかったかもしれない。
PHは落ち着いた。しかし、見た目のこの霜降り感は好きじゃない。
あれだけ酸性に傾いていた土だ。もうしばらく寝かせて落ち着いてから使おう。
さて、同じ土嚢袋に置きっ放しの土でも畑に置いていた土嚢袋の土の方はどうどろうか?こちらは腰水法はおこなっていなかった。PHを計ってみると、ほとんど6.6〜6.8で大きな問題はなかった。ということは極端な酸性の土はやはり腰水法との関連があったのだろうか?
畑に置いている土嚢袋ではそんなに酸性に傾いている土はなかった。
この土もPH6.8で全く問題がない。

一方、こちらは先日ゴボウ作りのために設置したビニール袋の中の土
元々、ゴボウ作りに使っていた土に牛糞堆肥やミミズ堆肥を混ぜたものだ。
PH6.6と若干酸性気味だ。しかいこのくらいなら補正しなくてもいいのかもしれない。

こちらは春収穫用のゴボウを育てているダストボックスの中の土
PH6.9でこちらは上等だ。

ということで土壌のPH、屋上の土嚢袋では極端に酸度が強く、その他畑の色々な所で計ってみたが、大体PH6.4〜6.8くらいだった。
同じ畝でも、場所によってかなり異なることがあることも分かった。


いずれにせよ、酸性度の強い土は春からの本格的な野菜作りの前にPHの落ち着いたいい土にしておかなくてはならない。
この時期は取り置いていた苦土石灰が一気に減る気配だ。

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