2016年1月5日火曜日

ニュージーランド北島旅行記(2)

今日はニュージーランド北島旅行記の後半だ。
前半は晴天続きだったが、後半の天気は雨の日が多かった。
それでも、1月1日の大雨の日以外は、カウリの森やシダの多いコースなどのウォーキングを楽しむことが出来た。
Wairao Dam付近にあったハイキングコース。
雨が降ったり止んだりの天気がシダに似合うコースだった。


12月31日
この日は、Taupo湖畔からHamiltonの宿へ移動だが、途中ウォーキングスポットを見つけるために、Taurangaという町を経由して、一旦海沿いに出て、Kaima-Makaku Forest ParkというNational Parkの周りをドライブした。
途中道沿いの牛でも眺めてみようと道路脇に車を止めてみたのだが、
さすがにニュージーランド。
ドライブしているとあちこちで羊と牛の大群に出会う。

牛たちが、遠くからどんどんこちらに集まってきた。
私は餌など持っていないのに、whyこんなに寄ってくる?

何かを期待して集まって来たのだろう。
すぐ側まで、大勢が寄って来て、こちらを睨みつけている。
おねだりされても、こちらは何も持っていない。
期待に応えられないので、そそくさとその場を後にした。

牛たちと別れて、辿り着いたのはWaitengaue Trackという場所。
あまり人が来ているニオイがしない場所だ。

この日も、雨は全く降らず、3時間ほどのトレッキングを十分楽しむことが出来た。
ニュージーらしい森の中のトレッキングだった。

出会ったハイカーは一人だけ。木製シダが茂る場所も多く、とても楽しめるルートだった。
途中出会ったこの赤い花も、今回の旅行で所々で目にした。

ただ、途中何度か、ある程度の大きさの川を渡る場所があった。
天気は曇り、もし上流域で雨が降って増水したら、行きはよいよい帰りは恐い、とならぬだろうか?と不安を抱えながら、川を渡っていった。
ここは、以前吊り橋があったと思われる場所。
橋桁には二人までは通れると書かれていたが、とっくの昔に橋はなくなっていたようだ。
長い木の枝を抱えて川を渡っているのが私らしい。
一度石から足を滑らせたので、二度と過ちは犯さなかったのだ。

濡れた石は滑り易い。石から滑って一度は川に落ちたが、無事楽しいトレッキングを終え、予想より若干早くHamiltonの宿に着いた。

さて、この日は大晦日。
準備していた、年越しソバ作りに取りかかった。
つくね芋はAucklandの飛行場に着いたとき没収されて、とろろソバは諦めていた。
それでも、生ソバも、ソバつゆも、ワサビもパスしていたので、楽しみにしていた年越しソバだった。
ここで事件発生!
生ソバは、保冷剤の側で十分冷やして運んでいたので、大丈夫だと思っていたのだが。。。
残念なことに、生ソバが傷んで、年越しソバが年越しスパゲッティに代わってしまった。
ん!残念。
日本酒はパスしていたので、大晦日の夜は今年1年を振り返りながら、思い切り酔っぱらってしまった。


1月1日
この日はHamiltonからWhangareiという町への移動。
年初めはどんより曇りの朝から始まった。

今にも雨が降りそうな空の下。出発する宿では花がきれいだった。
8mくらいある大きな木に咲いているのはピンク色のモクレン?

こちらはアヤメ科の花みたいだ。

このまま、何とか天気が待たないかと期待したのだが、Hamiltonの宿を出発するや否や、土砂降りの雨が降り出した。
で、年初めのウォーキングとして考えていた、Auckland近くのHunua Fallsというところでののウォーキングは中止。
のんびりWhangareiの宿で、DVDでの映画三昧と相なった。


1月2日
この日も雨。
それでも、前日程はひどくない。
ということで、カウリの大木のある森、Waipoua Forestのウォーキングに出かけた。
大木のある森には少しの雨はよく似合った。
こんな大木が立ち並んだ森を、約2時間余り、標識通りにあちこち見て回った。

ただし、予想通りというか、こんなウォーキングコースは観光地化されている。
カウリの木は確かに素晴らしいのだが、少し残念だった。
ここにありますという感じでNo1の木に誘導される。
それでも、1番目も2番目の木も近くには近寄れないようになっていた。
もっと自然な感じで出会いたかった木だ。

ここではNo1,2...と大きな木に順番を付け、立て札が立っていた。
木を傷めないように、人がある程度以上近づけないようにしているのは仕方ない。
そんなカウリの大木の中で、気に入ったのは7番目の大きさとされているカウリだった。
下から見上げるても、いい顔つきだ。
この木だけは、木に触ることも出来た。
7番目と言っても、確かに大きい。
左の方に小さく見える人のサイズと比べると、その大きさがよく分かる。


確かに、この森のカウリも巨木揃いで凄かったのだが、今回のニュージーランドのドライブ中、写真に収める事は出来なかったが、時々ハッとするような素敵な木に出会う事があった。
もう少し、時間に余裕があればそんな木とゆっくり向き合うことが出来たのだが。。。

さて、カウリの森のある近くには、知られていない素敵なウォーキングコースありそうな気がした。
ところが、この先に歩ける場所があるとされた場所を見つけて車で近づくと、その手前には川があり、ここに架かっている橋は、雨のため今にも浸かりそうになっていた。
車でもう少し先まで行くと、トレッキングコースがあるようになっていた。
ただし、前の日からの雨で、川はかなり増水しているようだった。
ということで、この日はカウリの森歩きの後は、ドライブのみを楽しんだ。
ここでは、雨でも十分楽しめたドライブ途中の風景を数枚紹介。







1月3日
この日は楽しかったニュージーランドの旅の最終日。
深夜便でニュージーランドを離れる。
何とか、もう少し歩きたい!

天気はこの日も不安定で、色々変化しそうだったが、まずはWhangareiの宿を後にしてAucklandの町中に向かった。
途中、きれいな場所がたくさんあった。


ちょっと立ち寄ったAucklandの町は、さすがに都会の匂いがした。

Aucklandの町中で見た大きなサンタクロース。


しかし、都会にはこれといって惹かれるものはなかったので、すぐさまAucklandから1時間弱の場所にあるHanua Rangeのハイキングコースに向かった。

まず歩きたかったのは、2年前歩いて気持ちのよかったHanua Fallsを起点とした3時間弱の周遊ハイキングコース
Cossey&Massey Loopと名付けられた周遊コースだ。

2日前悪天気のため寄れなかったコースだ。
ここの駐車場に来て驚いたのは、2年前と違い車がいっぱいだったこと。
このコースの最近の人気の高さが伺えた。
まず出迎えてくれたのは、胸に白い袋を付けた鳥。
ハイキング中、2年前にも聞いた珍しい鳴き声の鳥の声を聞くことが出来たが、今回もその姿は確認出来なかった。
ここの道は整備されていてとても歩き易い。
300m程の高低差のあるコースだ。

そのハイキング中、案内コース図を見ていると、Hanua Rangeには他にもウォーキングコースがいくつかある事が分かった。

この日の飛行場到着は8pm過ぎで良かった。
もう少し、他の場所を歩く時間がありそうだ。
そこで、Hanua Fallsから車で20分程の場所にある、新たに見つけたコースを早速歩いてみる事にした。
Wairao Dam近くのコースだ。
Wairao Dam付近にある道案内図は古びていた。
ハイカーが少ないことを想像させ、嬉しくなるのだ。

3名が通行出来ると言う吊り橋は、古びてはいたがまだしっかりしていた。
この辺りのシダは特に奇麗だった。





滝などないので一般的には人気がないコースなのかもしれないが、このコースは本当に良かった。
この日は駐車場にも他に泊まっている車はなかったし、数時間歩いて誰一人と会う事もなかった。
ウォーキング時、ハイカーたちと行き交う時は「Hi!」とか「Hello!」とか明るい声で挨拶するのだが、ネクラな私は、誰とも出会わないこんなコースが好きなのだ。
ここの駐車場は、他に車は泊まっていなかった。


さらに、Mangatawhiri Damの周囲にも歩ける場所がありそうだったので、ダム近くのパークまで行ってみた。
確かにこの付近にもウォーキングコースを見つけたが、時間が無くて歩けなかった。
ただ、びっくりしたのはそこから見える景色は5時間程前にHanua Fallsから歩いたダムの一部だった。
羊が見える向こうにダムがある。
そこは5時間前に通ったところだった。
地図にもう一度目を通してみると、なるほどと分かった。
Hunua Rangeにある3箇所の星マークのところに行った。
このうち2箇所付近のコースは歩くことが出来た。

最後に立ち寄ったMangatawhiri Dam近くには、広い駐車スペースがあったので、ここで帰りの荷造りや着替えを済ませ、帰りの帰途についた。

という事で、年末年始の旅行が終わった。
世の中の色々なニュースに、これからの自分に何が出来るかなど、ゆっくり考えてみようなんて思いながら旅に出た。
が、これと行ったやるべき事が見つかった訳でもなく、やはり今年も日々出来る事のみを黙々とやっていく事になりそうだ。
というか、この年になっても私の場合は「働かざる者、旅行に行くべからず」ということのようだ。今日からさっそく次の旅行に行くための?仕事が始まった。



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