2016年2月7日日曜日

久しぶりの鹿児島へのドライブ。鰻池&温泉&カツオ料理を堪能。指宿近辺の空豆は低温で壊滅状態とのことだった。

一昨日、桜島が噴火。
予定していた鹿児島行きをどうするか一瞬迷ったが、気象庁の発表ではそこまで大きな噴火にはなりそうにない。

ということで、昨日は鹿児島方面へドライブ。

こちらは噴火から18時間を経過した桜島
鹿児島市の港から眺めたところ。
今回噴火したとされる、「昭和火口」はこの辺だろう。
山全体が灰で覆われているが、今は静かなたたずまい。
灰は被っていたものの、全く静かなもので、鹿児島の町もいつもと全く変わりなかった。
で、予定通り、指宿近辺の温泉と鰻池周辺の散歩を楽しむことにした。

まず、指宿近辺でも大好きな場所、道の駅山川港「活お海道」へ。
ここはカツオの有数の水揚げ場として知られる天然の良港「山川 港」に,地元の新鮮な魚介類・農産物等の特産品の販売拠点だ。
道の駅「活お海道」、ここでは海産物はもちろん、農産物を見るのが楽しみだ。
焼き芋にすると、安納芋に負けないくらい甘くて絶品「紅はるか」
いつの日か、この苗を手に入れたいのだが。。

ところで、この店である異変に気がついた。
指宿地方は、空豆の産地で、この日も多くの畑を見たのだが、そこでは大きな実をいくつも付けていた。しかし、「活お海道」でこの時期は立派な空豆が安く売られているのだが、今回、売られている空豆は少なく、とても高かった

さて、今回のドライブの目玉は温泉、温泉は山川の砂蒸し風呂鰻池温泉を楽しんで帰った。
こちらは砂蒸し温泉に歩いて降りる途中。
カルシウムの影響か、温泉水がブルーに見えてきれいだった。

砂蒸し温泉は開聞岳が見えて、波の音を聞きながらなかなか気持ちよかった。
砂の中は丁度いい温度で、思わず寝てしまいそうになった。
15分が適当とされる、砂風呂の中に40分も入っていた。


今回楽しんだもう一つの温泉は、鰻池の側の集落の中にある。
鰻池の集落は温泉を利用した蒸し装置「スメ」が各々の家にあり、とても風情がある。
ちなみに、この「スメ」と言うのは、鹿児島弁の「すもる(煙がこもるという意味)」が訛って「スメ」と呼ばれるようになったといわれている。
この集落は、鰻池とともに何とも魅力的で、何度でも尋ねてみたくなるのだ。
その鰻の集落にある200円で入れる鄙びた温泉に浸かりながら、地元の人と色々なおしゃべりをしていた。

まず話題にしたのが空豆の話
先月の大雪の時にはマイナス5℃まで気温が低下して、低温で煮えてしまったとのことだ。若い花芽も低温でやられて育たない状態らしい。
これまでも、マイナス1℃までは時に経験されていたとのことで、それくらいの低温なら被害は出ないとのことなのだが、今回のような寒さは初めてで、大部分の農家はハウスを使わないで育てているとのことで、復活出来ないのではと心配しておられた。
店に出回る空豆が少なく、高かった理由が分かった。
また、私の空豆栽培の参考にと、この地域ならではの空豆の育て方のノウハウなども聞かせてもらった。

この時、前から気になっていたこの地方の松が枯れた理由も聞くことが出来た。
松が枯れた理由は、私が思っていた酸性雨や温暖化よりも、防虫剤散布をやめたことに原因があったらしい。
空から松食い虫に対する防虫剤を散布すると、風向きなどにより農作物の方にかかって、残留農薬の問題が出たのだそうだ。

家人もこの温泉で、地元の人が芋焼酎や黒豚などを使って作る「切り干し大根と使ったレシピ情報」を手に入れたようだ。
昨日干した我が家のダイコンはまだ乾燥にはほど遠いようだが、料理に使われる日を楽しみにしておこう。

夜は前から行ってみたかった、「活お海道」の側にあるカツオ料理の店「むげん」で漁師めし
ここでしか食べれない、カツオ料理は美味しかった。
地元の美味しそうな焼酎が1杯300円。もちろんノンアルコールビールで我慢だ。
お勧めの店なのだが、営業時間が短いのにはちょっと注意が必要だ。
今回は昼の営業時間には間に合わず、夜利用させて頂いた。
だが、昼も夜も全く同じメニューが同じ値段だったのは嬉しかった。


食事の後は、久しぶりに交通量の少ない夜のドライブを楽しんで、夜中に福岡に戻った。

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