2016年6月4日土曜日

大梅収穫&梅漬け。今年は樽が3個(小梅をいれると4個)になったので重ね方が難しい。

我が家の果樹園には大梅の木が3本ある。
植えた時の枝のような苗木を覚えているので、ここまで立派な木になるとやはり嬉しい。
ここ数年成る梅の数が増えてきたので、全ての収穫は諦めた。

小さな苗木を植えて20年程になる木だが、ここ10年近く毎年豊作だ。
今年も剪定をしっかりしたので、立派な梅が出来ていた。


大梅ちぎりと梅漬けは、数年前までは梅雨が本格的に始まる前の我が家の一大イベントだった。
収穫を家人と二人で、3〜4時間かけておこない、灰汁抜きから漬けてしまうまで、丸一日かかる大仕事だったのだ。
ただ、ここ数年漬け過ぎた梅の貰い手を捜すのも大変で、また大量の梅では漬ける時の労力で気合いが抜けたのか?、出来が今ひとつの年もあった。
そこで、昨年からは、全ての梅を収穫することは諦めて、我が家に必要な分だけの梅を収穫するようにした。
それで、今日なんぞ例年より早く梅雨が始まり、雨が本格的に降り出す前に、仕事を終えれるだろうかと思っていたが。朝方、私一人でも1時間程で収穫作業が終わった
時間が余ったので、山椒やズッキーニを収穫して帰ることも出来た。
実のなる雌山椒の木は1本あるのだが、こちらはほとんど取り残しなく収穫している。
奇麗に収穫するのはやはり気持ちいい。
本当は、大梅もすべてを収穫したいのだが、収穫量が多すぎる。
余った梅をどうしようもないのだ。

山椒は味噌漬け用の味噌に入れておいた。
これからキュウリやナスそしてズッキーニなどの夏野菜を、山椒の香りが香ばしい美味しい味噌漬けで戴くことが出来るのでたのしみだ。


さて、昼頃家に帰ってくると、さっそく梅の処理を始めた。
まずはへた取りをしながら簡単に選別、ゴミはずし、そしてアク抜きのために、3時間程樽の中で水に浸けた。
少なめに収穫したつもりだったが、去年よりはかなり量が多い。
この写真は灰汁抜き作業で水に浸けている所。

昨年は梅を漬けるため中小2個の樽を使った。
今年の方が収穫した梅の量が多かったので
今日使ったのは、大が1個、中が2個、全部で3個の樽を使った。

レシピは昨年と同じ割合で、塩10%の減塩梅漬けだ。砂糖、そして焼酎も加えている。
大:梅11.7kg これに塩1170g 砂糖830g 焼酎200ml
中;梅8.3kg これに塩830g 砂糖580g 焼酎180ml
中:梅7.8kg これに塩780g 砂糖550g 焼酎175ml


これまでの梅漬けで、失敗した時の一番の原因は重石の重量不足だった。
重石が足りなくて、梅酢の出が遅れると、漬けた梅は容易にカビてしまうのだ。

数年前から、そんな失敗をしないように、樽が2個の時にはまず大小2個の樽を重ね、さらに、その上に小梅を入れた樽を重ねた。
樽が3個の時は、4段重ね2なり、一度上の小梅の樽が倒れかけたことがあった。
今回も4段重ねだから、その辺の所を要注意フォローだ。
今は全体の傾きが壁方向に向かうようにしている。
日に1回は傾きチェックもおこなっておこう。
ちなみに、これが小梅と重石を入れた最上段の樽。
小梅の量は少ないが、程々に梅酢は出ている。
通常なら重石を外していい時期なのだが、全体を重しとして使うには小梅だけだと軽過ぎる。
で、重石は乗せたままだ。
この重石が一方方向に傾くと、上段が倒れそうになるのだ。
上から2段目の樽はこんな感じ。
2段目と3段目は同じ中樽を使っている。
この2段目が、重石が軽い計算になるので、梅酢を出るか注意が必要だ。
時に梅酢が均一に広がるように、樽をグルグル動かすのだが、その時に2段目と3段目は入れ替えた方が良さそうだ。


ということで、以前程大変な仕事ではなくなったが、大梅収穫&梅漬けはこの時期の一大イベントには違いない。
今年も、美味しい梅干しが出来ることを期待しよう。

畑では数週間前に移植した紫蘇が順調に育っている。
真ん中に見えているのは種採り用に残していたルッコラ
今日時間があったので種採りをしておいた。

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