2016年7月9日土曜日

ミミズ小屋の暑さ対策。シマミミズの寿命実験第3弾、27ヶ月半目も35匹(生存率100%)だ。『バン』の親子。

こちらは、川の草むらに住んで、時々田んぼに遊びにくるバンの親子
先日まで親子の大きさにかなり差があったのだが、今やほぼ同じ大きさになった。
子の方は、以前は田んぼに入るのを少し怖がっていたが、最近はもう一人前?
でも、子の方は危険を感じたときの逃げ足が早い。
一番に土手に上がって、
親に一緒に来るようにせがんで、
一目散に、川の草むらに逃げていく。
体はもうすぐ一人前だが、気の方はまだ小さいようだ。

さて、この暑い時期のミミズ君の管理は大変だ。

これまで、この時期に何度となく痛い目にあってきた。
で、これまでやってきた暑さ対策は、
1)風通しの悪いところから、いいところへの小屋の大移動。
2)ミミズ小屋最上段からの、ジョウロでの冷水シャワー。
3)餌を控えめにする。特にスイカなどの果物には要注意。
4)ベッド材のココ繊維は乾き気味のものを使う。
などといったことだった。
ただ、ミミズ小屋の大移動は、家の中を汚しそうになるので、かなりのプレッシャーだ。
そこで昨年から、ピンチになったミミズ小屋の最上段に冷凍室で凍らせた保冷剤をビニール袋に入れて、毎日置いている

例えば、以前最も暑さでの被害が大きかった金子3段では、最近最上段の上縁に逃亡ミミズ君の姿が見えていた。
こちらは金子3段の上段の上縁。ここに登ってくるミミズが多い時は黄信号だ。
下段の下の受け皿を見てみても、逃亡ミミズがいつもより多くなっていた。
最近ミミズ小屋を置いているところの気温が35℃くらいになって湿気も凄い。
そこで、この小屋の最上階に、1週間程前から凍らせた保冷剤をビニール袋の中に入れて置いている
効果はバッチリ。
そのあとは、逃亡ミミズがほとんどいなくなった。

一方、金子3段の様な大きなミミズ小屋だけでなく、空間が小さな観察小屋でも環境悪化には要注意だ。
以前はこんな暑い時期に、寿命実験をおこなっていた観察小屋でミミズ君が激減したり、全滅したものがあった。

それに対し、寿命実験第3弾のシマミミズ君たちは、実験を初めて、先月で26ヶ月半。まだ1匹の減少もないというのは、自分ながらに凄いと思う。そして、今回3回目の夏を迎えているのだ。
観察小屋には保冷剤など置いていない。
今日は、27ヶ月半目のチェックなのだが、気温管理も出来ない環境で、これまでのように100%が維持出来るとしたらやはり凄いことなのだ。

で、今日の結果だが
環境は、ややウェットだが、まずまずだ。
35匹のミミズ君は皆元気(生存率100%)だった。
写真の左の方に集めているが、赤ちゃんミミズと少数の子供ミミズが合わせて70匹くらいいた。
卵胞はごく僅かだった。
右側が生まれて27ヶ月半になるミミズ君。
左の堆肥の陰には赤ちゃんミミズなどが70匹もいた。
やはり今の時期は孵化シーズンなのだ。
で、今回も35匹のミミズ君に、乾き気味のココ繊維、そしてジャガイモの切れ端やズッキーニなどを餌として与えておいた。

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