2016年12月26日月曜日

里芋:1個の種芋から、最重量収穫記録3.25kg。

農家の方はもちろん、家庭菜園をやっている方でも、こんなことを楽しんでいるのは、意外と少ないのかもしれない。
私が密かに楽しんでいることは、出来損ないの珍しい形の野菜や、最大のかぼちゃや、最大のデストロイヤー、そして一株からの最大収穫などの記録。
今日嬉しかったのは、1個の種芋からの収穫量の記録だ。
3.45kgとあるが、カゴ容器の200gを引いて、3.25kg
いつも収穫した芋を入れているカゴに、2段いっぱい。
恐らくこれが、1個の種芋から収穫出来た小芋の重量記録だ。
掘り出した里芋はこれ。
我が家には『赤芽大吉』『土垂』と名も知らぬオババからずっと前に種芋を頂いた『以前からあった里芋』の3種類があり、昨年は『土垂』が最大収穫量を記録した。
今日記録を出した里芋は写真手前にある一株。
種類は『以前からあった里芋』だ。
その奥に見えているもっと大きく育っている株は『赤芽大吉』。
昨年の『以前からあった里芋』は親芋が大きく育つ割に小芋が少ない印象があった。
しかし今年は文句なしの収穫状況だ。
今日収穫した芋は、
種芋として、『以前からあった里芋』の大きな親芋を逆さ植えにして植えたもの
これが1株からの収穫。
たくさんの大きめの小芋と、10cm弱の親芋4個と6cmほどの小さな親芋1個。

以前から報告している様に、大きな親芋を逆さ植えすると、4〜5本の芽がかなり離れた距離に出てくる
だから、芽掻きせずにそのまま育てる。
すると、それぞれの芽が立派な茎になり、その下に大きな親芋を作り、スペースがあるので、それぞれの親芋の周りにいっぱい大きな小芋が出来るという訳だ。

これまでもカゴの2段を占める里芋の収穫は何度かあったが、今回は小芋1個1個が大きく、重さでは間違いなく一番の記録になったと思われる。
今年は、まだ収穫が終わっていない赤芽大吉にもまだ記録更新の可能性が残っているので、来年1月になると思われるが、それらの収穫も楽しみだ。

ところで、一般の皆さんは、収穫した親芋がどんなものか見たことがないかもしれない。
上の写真の親芋部分をアップすると、こんな感じ。
これらの親芋は来年の種芋として使うのだ。
親芋を種芋として保存するには、良い条件で乾燥させる必要がある。
今日収穫した親芋を下に3個並べている。
収穫して、すぐ行う作業は皮剥きと根切りだ。
一番左が茎を切った状態。
以前の葉が付いていた部分は焦げ茶色のペラペラの薄皮状態。
今ついていた葉の断端は水分を含んで厚い。
今付いている葉の断端部分も、以前葉が付いていたペラペラの皮の部分も剥ぎ取ると、上の写真右の様な硬い球形の芋が出てくる。

それらを乾燥させると、下の写真の様な感じになるのだ。
写真の上が、茎が付いていた方。
横に吸盤の跡の様に見えるのは小芋が付いていたところだ。
これらは、以前収穫した10cm超えの立派な親芋。
十分乾いているので、もうじき新聞紙で包んで、米袋に入れられ、冷蔵庫の上で保存する。
以前は土を深く掘ってその中に保存していたのだが、こちらの方が保存状態がいいのだ。
ただ、乾燥させる過程で腐れ始める親芋もある。
ほとんどの場合、親芋の下面の方から腐れる。
右の2個の親芋の様に腐れ始めたところはカットする。
しかし、これ以上腐れが広がると種芋として使えなくなる。

という様なことで、親芋保存時に少しは失敗はあると思われるが、来年も大きな親芋を逆さ植えして、今年の記録を更新する様な立派な芋を作ってみたいものだ。


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