2017年11月16日木曜日

自家採種種を使った空豆の芽出しは上等。で、ポットの苗を畝に移植。

先日、空豆の芽出しが遅いことを報告したが、割れていない自家採種種を蒔いたものは、8割立派に発芽した。
まだ小さな苗だが、これらは無事に育ちそうな気がする。
芽出しの状態を見れば自家採種種が、上等であったことが分かる。
出来れば、空豆は毎年自家採種種での栽培を続けていきたい。

一方、昨年の残り種を蒔いたものは。2ポットだけが発芽したが、葉先が茶変して苗としては不良品だ。
やはり2年目の種は発芽率や発芽状態が悪くなるみたいだ。
どうやら、空豆の種は長期保存には向かないみたいだ。
こちらは苗としては使わないことにしよう。

ところで、芽出し出来たポットの数が植える苗の予定より少なかったので、自家採種種を11月3日に追加種蒔きした。
こちらは追加種蒔きして13日目のポット。
一見、まだまったく芽が出ていない。
やはり、空豆の芽出しには最低2週間は必要みたいだ。
しかし、よく見てみると、小さな芽が出始めている種もある。
種の下方に見える黄緑の部分がで始めた芽だ。
こんな種は、根の方はもうポットの下に回っている。
ということは、移植しても確実に育つはずだ。

空豆の畝は、アブラムシ管理や芽掻き、側枝の誘引などがいるので、手が届く第1菜園に用意していた。
畝には、アブラムシが嫌いな銀色マルチを敷いている。
ここに、植え幅を30cmほどとって、用意できた苗を下の写真のように2列に植えることにした。
芽がしっかり出ている苗に混じって、今芽が出かけてるものも植えた。
こちらが植えた後の写真。
風が強いので、小さな竹サポートをしている。
もうしばらくしたら、防寒とアブラムシ予防対策で、不織布を掛ける予定だ。


ちなみに、空豆の苗の植え幅は日本では40cmくらいが推奨されているが、欧米では20cm位とされている。
欧米の空豆の方が若干小さいのがその理由だろうか?
我が家では中間をとって30cmにしている。

また、種蒔きの仕方では、日本では芽が出やすいように、お歯黒と言われる芽が出る部分を下にして、斜め刺しにして種を植えることが勧められているのだが、欧米では種を完全に土の中に植えている。
種の大きさの問題だけではなく、種蒔きや植え方に関しては、やはり日本人の方が芸が細かいのだろう。

ただ、日本で言われているように、本当に種を土の中に植えてしまったら芽出し率が悪くなるのか、見てみたかった。
また、遊び心で、厚紙で出来ているマルチの芯が余っていたので、それを切ってそのまま植えれるポットを自作した。
マルチの芯は紙製のパイプだ。
これをゴミに出すのは気が引ける。
これらで、そのまま土に戻せるポットを作った。
ポットの底の方には、新聞紙を詰めた。
自家採種種は、まだたくさん余っていた。
ここでは、種の2/3を斜め刺したものと、土の中に埋めたもの2種類を半分づつ作ってみた。
この紙製の1つのポットに、1個づつ空豆の種を植えた。
2つの方法で芽出しに差が出るかチェックしてみよう。

もし、芽出し率に差がないのであれば、皆さんが言うところの種の蒔き方(お歯黒をしたにして斜め刺し)はいったい何だったのだろうということになる。

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