2017年12月14日木曜日

空豆、蒔き方による芽出しチェックは1ヶ月で芽が出ず、種はすべて腐れたのかと思ったら、根を出し始めたものがたくさん。

こちらは、空豆の畝
11月中旬に芽が出たばかりの小さな苗を移植したが元気そうだ。

これらの苗は、順調に育っている
今年育てている苗のほとんどは、この春採取した自家採種種を使っている。

この自家採種種が、まだたくさん余っていたので、蒔き方による芽出しチェックを行うことにした。
日本での空豆の蒔き方は 種の2/3を斜め刺しにするのが主流。
欧米では、種を土の中に完全に埋めてしまうのが主流。
おそらく、これは空豆の大きさが一番の要因だと思われる。
日本の空豆は大きいので、切った芽出しに工夫がいるのだ。

ただ日本で、欧米流の種蒔き方式は本当に向かないのかを確かめてみたかった。
こんな感じで、ソラマメの種の半分は土の中、半分の種は2/3を刺していた。
10個づつの種をこんな感じで設置をしたのが11月16日
種を蒔いたのが遅すぎたのか、寒いためなのか、芽が全く出ていなかったので、これらを今年作った温室の中に12月2日に移動させた。
しかし、一向に芽が出ていない
種をまいて1ヶ月なので、もう芽が出てくることはないだろうということで、種の状態を見てみようと、まず種を2個取り出してみた。
えッ?2個の中の1個は根が出ている。
芽が出ていたのは種を土の中に完全に埋めていたポット。
下の種は、ポットの上からも、腐れている黒い部分が見えた種だ。

そこで、手製の紙ポットを残り全部をひっくり返してみた。
すると、種の2/3を斜め刺しにした9個の紙ポットの底から、6個も根が出ていた。
まだ出たばかりの根だが、これらの種はまだ生きているのだ。
次に、種を土の中に完全に埋めていた9個のポットでは2個のポットから根が出ていた。
最初に取り出した1個を含めると3個は確実に根が出ていたのだ。
根が短いということは、これからまだ根が出てくるポットがあるということ。
そして、この2個のポットの1個はよく見ると芽が出始めていた!
種蒔きから1ヶ月も経って最初に芽を出したのはこのポット。

10個づつ種を蒔いて、根の出方は、今のところ種の2/3を斜め刺ししたほうが6個、種を土の中に完全に埋めた方が3個で、倍になっている。
しかし、まだ今から根が出てくるものがあるだろうし、芽出しに関しては、完全に埋めた方が先に1個芽を出した。
2つのやり方での芽出しの比較結果を出すのはもう少し先になりそうだ。

で、すべてのポットは温室に戻しておいた。
あと半月ほどして、最終チェックをすることになりそうだ。
今日のチェックでは、種蒔き適期ではない11月半ばに種を蒔くと、芽や根の成長がすごく遅いことだけは明らかになった。

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